月色あかり🌙「貯蓄から投資へ」今こそ始める仮想通貨

最新情報×テクニカル×オンチェーンで目指す資産形成

アルトコインの頂点!イーサリアムとは?特徴・将来性【ETH】

f:id:aoirotrader:20220118012755p:plain

イーサリアムは、ビットコインに次ぐ時価総額第2位の仮想通貨です。
イーサリアムは2013年に当時19歳だったヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)により考案され、2014年から販売が開始されました。
販売当初の価格は1ETH=20円ほどでしたが、そこから徐々に価格が高騰し今では1ETH=50万円という価値になっています。(2021年12月現在)
現在大注目のイーサリアムの特徴や将来性をまとめているので、投資しようかと迷っている方は特に!そうでない方もぜひお読みください。

1.イーサリアムの特徴とは?

1-1.イーサリアム=分散型プラットフォーム

イーサリアムとは本来仮想通貨そのものを指す言葉ではありません。
イーサリアムとは、「分散型プラットフォーム」の名称です。
「分散型」とは、「一箇所に集中していない状態にすること」であり、イーサリアムビットコインの時にも説明した「中央管理者がなく、各端末で管理しあって取引できるブロックチェーン技術」を使用しているので、分散型と言われます。
「プラットフォーム」とは、「サービスやシステム、ソフトウェアなどを提供したり運営するための共通の土台(基盤)となる環境」のことです。
つまり、分散型プラットフォームとは、ブロックチェーン技術を用いて様々なサービスやシステムが提供できる土台ということです。
パソコンなどに搭載された基本ソフトであるOS(オペレーションシステム)のようなものをイメージしていただくと分かりやすいかと思います。
ビットコイン同様、非中央集権型であるため中央サーバーのないOSと考えていただければOKです。
このイーサリアム上の取引で使われる通貨を「イーサ」と言います。
そのため、「イーサ」が本当の仮想通貨の名称のようですが、仮想通貨取引所などではわかりやすいように「イーサリアム」と表記されています。
 

1-2.スマートコントラクト

ここまで見て、「イーサリアムビットコインと同じような通貨なのではないか?」と思われた方も多いかもしれません。
しかし、ビットコインイーサリアムは大きく異なる点があります。
それは、イーサリアムが仮想通貨以外の用途にも使えることです。
ビットコインは、ブロックチェーンを用いて通貨の取引を記録します。
イーサリアムは、通貨の取引の情報に加えて、アプリケーションプログラムも記録することができます。
これによって、イーサリアム最大の特徴である「スマートコントラクト」を実装できるようになりました。
スマートコントラクトとは、事前にプログラミングしておけば第3者を介さずとも契約を自動で処理できる仕組みのことです。
初めて聞く方も多いかとは思いますが、実は私たちの身近なところでも使われています。
自動販売機がその最たる例です。
自動販売機は、購入したい飲み物を選んで機械にお金を入れ、ボタンを押すと自動的に飲み物が出てきます。
このように、契約内容とそれを満たす条件をあらかじめプログラムしておき、これが満たされたとき第3者を介さずとも自動で契約が成立する仕組みことを「スマートコントラクト」と言います。
スマートコントラクトを使用することで、
 
①条件を満たせば自動的に契約が処理されるため、契約内容の情報改ざんが困難である
 
②第3者を介さず取引できるため、コストを削減できる
 
といったメリットがあります。
さらに、イーサリアム上でスマートコントラクトを使用できるとなると
 
ブロックチェーン上に契約を記録していくため、いつでもだれでもその内容を確認することができる(情報の透明性)
 
というメリットも追加されます。
イーサリアムは、このスマートコントラクトの実装に成功したことで、ビットコインとは違い仮想通貨の取引以外の場面でも活躍できるようになりました。
 
★例★
・REX(レックス)
スマートコントラクトを使用した不動産取引サービスです。
契約内容と契約履行条件をプログラムしておくことで、仲介者がいなくとも信頼性の高い自動契約が可能になります。
仲介者がいないことで、仲介コストの削減も可能にします。

DeFi(ディーファイ)
ブロックチェーンを使用した金融システムです。
金融機関を介さずに金融取引を行うことができます。
これによって、手数料の削減・地域に左右されずに利用ができるといったメリットがあります。

・Etherisc(イーサリスク)
スマートコントラクトを利用した分散型保険プラットフォームです。
保険金の支払い過程をスマートコントラクトにより自動で処理するため、保険会社は人件費が削減でき手数料を抑えることができます。
また、保険金支払い可否の判定も自動で行われるため、保険契約に関するトラブル防止にもつながります。
 

1-3.DApps(分散型アプリケーション)

新しいアプリケーション開発の場面でもイーサリアムは活躍しています。
このイーサリアムを使って開発されたアプリケーションを「DApps(分散型アプリケーション)」と言います。
DAppsとは、Decentralized Applications(非中央集権型アプリケーション)の略でブロックチェーンを使ったアプリのことを指します。
これまでのアプリケーションサービスは、中央サーバーが存在してそこからアプリの運営や管理を行っていました。
そのため、この中央サーバーに何か問題が発生すると全体のサービスが止まってしまうという問題点がありました。
しかし、このDAppsは中央管理者が存在せずネットワークに参加している端末1つ1つが情報を保持しているため、1つのサーバーに何か問題が生じたとしても全体が停止してしまうことがありません。
サービスのメンテナンスや更新も、サービスを停止することなく行うことができます。
また、ブロックチェーンを使用しているため、情報が改ざんされたり不正が行われるリスク非常に低いといえます。
このDAppsが使われている事例は以下のようなものが挙げられます。
 
★例★
・ゲーム
ブロックチェーンを基盤にして作られたゲームを「NFTゲーム」と言います。
NFTゲームは、ゲーム内で収益化できるということが最大の特徴です。
これまでのゲームは、ゲーム内で珍しいアイテムを手に入れたり欲しいアイテムがあっったりしてもそれを売買することはできませんでした。
しかし、NFTゲームでは「NFTマーケット」にてアイテムを売買することができるのです。
実際に「CryptoKitties」という猫を育てるゲームアプリでは、一匹の猫が「1000万円・以上」の値段でやりとりされています。
 
・分散型取引所(DEX)
⇒中央管理者のいない仮想通貨取引所のことです。
現在国内にはDEXはありません。(「コインチェック」や「ビットフライヤー」といった国内仮想通貨取引所は、中央管理者のいるCEX(中央集権的な仮想通貨取引所))
DEXでは、一定のプログラムで売買が成立します。
これによって、中央管理者がいなくとも取引ができるのです。
また、中央管理者がいないためウォレットや秘密鍵はユーザーが自分自身で管理する必要があり、取引所は個人同士が取引を行うだけの場所として存在します。

 

 

2.イーサリアムの将来性は?

2021年12月現在のイーサリアムの価格は1ETH=50万円となっています。
実は、将来ビットコインを超えるのではないかと言われているほど、期待のできる通貨なのです。
2021年11月、オミクロン株の発生やインドにおける仮想通貨禁止法案を受け、仮想通貨市場は全体的に下降傾向にありました。
しかし、イーサリアムはこのような状況下でも上昇トレンドを形成し、最高値を更新するなどその勢いはとどまるところを知りません。
また、今後イーサリアムには、大きなポジティブサプライが待っています。
 

2-1.大型アップデート

将来予定されているイーサリアムの大型アップデートイーサリアム2.0」があります。
その内容は、イーサリアムの根本的な仕組みを、「PoW(プルーフ・オブ・ワーク)」からビットコインでも使われている仕組みである「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」に移行するというもの。
 
※・PoW;ビットコインのマイニング。取引が正常であるかの検証作業を行い、その報酬としてもらえる。
・PoS;イーサリアムのマイニング。イーサリアムを多く長く持っていればいるほど報酬がもらえる。
 
これによって、スケーラビリティ(処理能力)の向上や、ネットワーク維持にかかるコストが大幅に減少するといわれています。
さらに実用性が向上するイーサリアムのアップデートは、ユーザーにとってポジティブ要素となり、今後も需要が高まると予想されます。
 

2-2.ETF承認

ETFとは上場投資信託のことです。
承認されれば、株などと同じように証券会社を通して取引ができるようになるため、これまで機関投資家などの仮想通貨取引をやってこなかった投資家も参入してくることが考えられます。
これにより、需要が高まって価格が上昇すると考えられているのです。
 

2-3.DeFi(分散型金融)市場の拡大

現在、DeFi市場は大きく拡大しているところです。 
このDeFiプロジェクトの大半は、なんとイーサリアムを用いて開発されています。
そのため、今後さらにDeFi市場が拡大するとイーサリアムもそれに比例して価格が上昇していくことが予想されるのです。
さらに、イーサリアムは「プラットフォーム」としても優位性を持ち、現在はイーサリアムの1人勝ち状態です。
今後デジタルが普及していく世の中において、イーサリアムのようなプラットフォームはなくてはならない存在になっていきます。これを考慮しても、ますますイーサリアムの価格が上昇するのではないかと考えられます。
 
 

3.イーサリアムはどこで使える?

イーサリアムを日本円に換金せずともそのまま使うことができれば便利ですよね。
ここでは、実際にイーサリアム決済ができる店舗をまとめてみました。
 
★例★
・飲食店
東楊軒、オタクな酒屋 鈴木酒店、うなぎ料理専門店 川昌、仮想通貨バー、仮想通貨カフェ
 
・美容室
Calenda/カレンダ、ヘアーサロン&エステティック オーハラ
 
・その他
五反田貸し会議室、CryptoMarche(クリプトマルシェ)、MODENA  etc...
ほかにも、決済可能なお店はありそうなので、興味のある方はぜひ調べてみてください。
 
 
※本記事の情報、予想及び判断は仮想通貨などの投資活動を推奨し、勧誘するものではありません。
過去の実績や予想・意見は将来の結果を保証するものではありません。