アルトコインの頂点!イーサリアムとは?特徴・将来性【ETH】
イーサリアムは2013年に当時19歳だったヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)により考案され、2014年から販売が開始されました。
販売当初の価格は1ETH=20円ほどでしたが、そこから徐々に価格が高騰し今では1ETH=50万円という価値になっています。(2021年12月現在)
現在大注目のイーサリアムの特徴や将来性をまとめているので、投資しようかと迷っている方は特に!そうでない方もぜひお読みください。
目次
- イーサリアムの特徴とは?
- 1-1. イーサリアム=分散型プラットフォーム
- 1-2. スマートコントラクト
- 1-3. DApps(分散型アプリケーション)
- イーサリアムの将来性は?
- 2-1. 大型アップデート
- 2-2. ETF承認
- 2-3. DeFi(分散型金融)市場の拡大
- イーサリアムはどこで使える?
1.イーサリアムの特徴とは?
1-1.イーサリアム=分散型プラットフォーム
イーサリアムとは本来仮想通貨そのものを指す言葉ではありません。
イーサリアムとは、「分散型プラットフォーム」の名称です。
「分散型」とは、「一箇所に集中していない状態にすること」であり、イーサリアムはビットコインの時にも説明した「中央管理者がなく、各端末で管理しあって取引できるブロックチェーン技術」を使用しているので、分散型と言われます。
「プラットフォーム」とは、「サービスやシステム、ソフトウェアなどを提供したり運営するための共通の土台(基盤)となる環境」のことです。
つまり、分散型プラットフォームとは、ブロックチェーン技術を用いて様々なサービスやシステムが提供できる土台ということです。
パソコンなどに搭載された基本ソフトであるOS(オペレーションシステム)のようなものをイメージしていただくと分かりやすいかと思います。
ビットコイン同様、非中央集権型であるため中央サーバーのないOSと考えていただければOKです。
このイーサリアム上の取引で使われる通貨を「イーサ」と言います。
1-2.スマートコントラクト
それは、イーサリアムが仮想通貨以外の用途にも使えることです。
イーサリアムは、通貨の取引の情報に加えて、アプリケーションプログラムも記録することができます。
スマートコントラクトとは、事前にプログラミングしておけば第3者を介さずとも契約を自動で処理できる仕組みのことです。
初めて聞く方も多いかとは思いますが、実は私たちの身近なところでも使われています。
自動販売機がその最たる例です。
自動販売機は、購入したい飲み物を選んで機械にお金を入れ、ボタンを押すと自動的に飲み物が出てきます。
このように、契約内容とそれを満たす条件をあらかじめプログラムしておき、これが満たされたとき第3者を介さずとも自動で契約が成立する仕組みことを「スマートコントラクト」と言います。
スマートコントラクトを使用することで、
①条件を満たせば自動的に契約が処理されるため、契約内容の情報改ざんが困難である
②第3者を介さず取引できるため、コストを削減できる
といったメリットがあります。
③ブロックチェーン上に契約を記録していくため、いつでもだれでもその内容を確認することができる(情報の透明性)
というメリットも追加されます。
1-3.DApps(分散型アプリケーション)
新しいアプリケーション開発の場面でもイーサリアムは活躍しています。
このイーサリアムを使って開発されたアプリケーションを「DApps(分散型アプリケーション)」と言います。
DAppsとは、Decentralized Applications(非中央集権型アプリケーション)の略でブロックチェーンを使ったアプリのことを指します。
これまでのアプリケーションサービスは、中央サーバーが存在してそこからアプリの運営や管理を行っていました。
そのため、この中央サーバーに何か問題が発生すると全体のサービスが止まってしまうという問題点がありました。
しかし、このDAppsは中央管理者が存在せずネットワークに参加している端末1つ1つが情報を保持しているため、1つのサーバーに何か問題が生じたとしても全体が停止してしまうことがありません。
サービスのメンテナンスや更新も、サービスを停止することなく行うことができます。
また、ブロックチェーンを使用しているため、情報が改ざんされたり不正が行われるリスク非常に低いといえます。
このDAppsが使われている事例は以下のようなものが挙げられます。
2.イーサリアムの将来性は?
2021年12月現在のイーサリアムの価格は1ETH=50万円となっています。
実は、将来ビットコインを超えるのではないかと言われているほど、期待のできる通貨なのです。
2021年11月、オミクロン株の発生やインドにおける仮想通貨禁止法案を受け、仮想通貨市場は全体的に下降傾向にありました。
しかし、イーサリアムはこのような状況下でも上昇トレンドを形成し、最高値を更新するなどその勢いはとどまるところを知りません。
また、今後イーサリアムには、大きなポジティブサプライが待っています。
2-1.大型アップデート
※・PoW;ビットコインのマイニング。取引が正常であるかの検証作業を行い、その報酬としてもらえる。
これによって、スケーラビリティ(処理能力)の向上や、ネットワーク維持にかかるコストが大幅に減少するといわれています。
さらに実用性が向上するイーサリアムのアップデートは、ユーザーにとってポジティブ要素となり、今後も需要が高まると予想されます。
2-2.ETF承認
承認されれば、株などと同じように証券会社を通して取引ができるようになるため、これまで機関投資家などの仮想通貨取引をやってこなかった投資家も参入してくることが考えられます。
これにより、需要が高まって価格が上昇すると考えられているのです。
2-3.DeFi(分散型金融)市場の拡大
現在、DeFi市場は大きく拡大しているところです。
今後デジタルが普及していく世の中において、イーサリアムのようなプラットフォームはなくてはならない存在になっていきます。これを考慮しても、ますますイーサリアムの価格が上昇するのではないかと考えられます。
3.イーサリアムはどこで使える?
ほかにも、決済可能なお店はありそうなので、興味のある方はぜひ調べてみてください。
※本記事の情報、予想及び判断は仮想通貨などの投資活動を推奨し、勧誘するものではありません。
過去の実績や予想・意見は将来の結果を保証するものではありません。