ビットコインの補完通貨ライトコインとは?特徴・将来性【LTC】
目次
- ライトコインの特徴とは?
- 1-1. ビットコインの欠点を補う「Segwit」の実装
- 1-2. ビットコインの4倍の発行枚数
- ライトコインの将来性とは?
- 2-1. 決済手段の通貨としての普及、新たな可能性
- 2-2. ライトニングネットワークの実装
- 2-3. ビットコインの価格変動に連動して値上がりする可能性
1.ライトコインの特徴とは?
1-1.ビットコインの欠点を補う「Segwit」の実装
しかし、このビットコインには大きな欠点がありました。
それは、「トランザクション(仮想通貨の取引の記録)の処理が遅い」ということです。
ビットコインで決済や送金した時、これが承認されるまでにかかる時間は理論上10分と言われています。
しかし、これはスムーズに承認が行われた場合の時間で、さらに時間がかかってしまったり、時には未確認トランザクションとして滞留してしまうこともあります。
ビットコインの価格が大きく変動した時には、送金完了まで数日かかったという例も報告されているのです。
なぜこのような遅延が起こってしまうのか。
これに加えて、「Segwit(セグウィット)」を実装したということがライトコイン大きな特徴です。
Segwitとは、取引データを圧縮することでブロックチェーンの1ブロックにより多くのデータを記録する技術です。
ビットコインのデータ容量は1MBです。
Segwitによって、承認にかかる時間はビットコインの4分の1の「2分30秒」まで縮めることが可能になりました。
さらに、データ圧縮によって処理がスムーズに行われるため、手数料も減少しています。
1-2.ビットコインの4倍の発行枚数
これも、ライトコインの処理速度を向上させる要素の1つです。
「ビットコイン」の回でも解説しましたが、「マイニング」という承認作業によって新規の通貨が発行されると同時に記録するブロックも生成されます。
発行枚数が多いことで、このブロックが生成される間隔が4分の1に短縮されて処理速度が大幅に向上しています。
モノというのは、希少性が高いほどその価値は高くなります。
ビットコインを補完する事を目的として作られたているため、ビットコインや他の通貨を追い越して仮想通貨業界のトップに立つような通貨ではありませんが、その使いやすさから日常的に決済・送金手段として用いられる通貨となっています。
2.ライトコインの将来性とは?
2-1.決済手段の通貨としての普及、新たな可能性
2-2.ライトニングネットワークの実装
ライトコインは、今後「ライトニングネットワーク」を本格的に稼働させていくと見られています。
ライトニングネットワークは、メインで記録するブロックチェーンとは別に、「オフチェーン」というサブの保管場所を用います。
そして、少額の取引においてはこのオフチェーンで一時的に処理を行なって記録を保管し、一定時間経過するとオフチェーンで処理したデータの1部分だけをメインであるブロックチェーンに統合させるといった仕組みです。
これによって、処理速度が向上し、手数料もさらに安価なものにすることができます。
ライトコインは、2018年にこのランニングネットワークの試験的な運用実験を成功させています。
ライトニングネットワークが本格的に稼働すれば、さらに承認スピードが向上&手数料が安くなり、より実用的な決済手段として使用されていくことが見込まれます。
2-3.ビットコインの価格変動に連動して値上がりする可能性
※本記事の情報、予想及び判断は仮想通貨などの投資活動を推奨し、勧誘するものではありません。
過去の実績や予想・意見は将来の結果を保証するものではありません。