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ビットコインの補完通貨ライトコインとは?特徴・将来性【LTC】

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ライトコインは、ビットコインの次に誕生した仮想通貨で、アルトコインの中では最も歴史の古い通貨です。
ライトコインは、ビットコインの欠点を補完するための通貨として開発されました。
今回は、ライトコインがどうやってビットコインの欠点補っているのか、どんな特徴があるのかを解説していきたいと思います。

1.ライトコインの特徴とは?

1-1.ビットコインの欠点を補う「Segwit」の実装

世界初の仮想通貨として誕生し、現在は仮想通貨時価総額1位として活躍しているビットコイン
しかし、このビットコインには大きな欠点がありました。
それは、「トランザクション(仮想通貨の取引の記録)の処理が遅い」ということです。
ビットコインで決済や送金した時、これが承認されるまでにかかる時間は理論上10分と言われています。
しかし、これはスムーズに承認が行われた場合の時間で、さらに時間がかかってしまったり、時には未確認トランザクションとして滞留してしまうこともあります。
ビットコインの価格が大きく変動した時には、送金完了まで数日かかったという例も報告されているのです。
なぜこのような遅延が起こってしまうのか。
その原因の1つとして、ビットコインの取引量が爆発的に増えてトランザクションの処理が追いつかなくなっていることが挙げられます。
さらに、ビットコインのブロックサイズは1MBと小さく少しずつしか処理することができない上に、システム上トランザクションの承認は10分に1回しかできません。
以上のことから、ビットコイントランザクションの処理が遅いとして問題になっていました。
この問題を解決するべく、ビットコインを補完するための通貨としてライトコインが誕生しました。
ライトコインビットコインをベースに作られているため、基本的なシステムはビットコインと同じです。
これに加えて、「Segwit(セグウィット)」を実装したということがライトコイン大きな特徴です。
Segwitとは、取引データを圧縮することでブロックチェーンの1ブロックにより多くのデータを記録する技術です。
ビットコインのデータ容量は1MBです。
ライトコインビットコインをベースに作られているためデータ容量も変わらず1MBですが、Segwit実装によるデータ圧縮により1.7MBものデータを記録することができるようになっています。
Segwitによって、承認にかかる時間はビットコインの4分の1の「2分30秒」まで縮めることが可能になりました。
さらに、データ圧縮によって処理がスムーズに行われるため、手数料も減少しています。
このように、ライトコインはSegwit実装によってビットコインの課題を解決する補完通貨としての地位を確立したのです。
 

1-2.ビットコインの4倍の発行枚数

さらに、ライトコインは発行枚数の上限がビットコインより遥かに多いという特徴があります。
ビットコインの発行上限が2100万枚なのに対し、ライトコイン4倍の8400万枚となっています。
これも、ライトコインの処理速度を向上させる要素の1つです。
ビットコイン」の回でも解説しましたが、「マイニング」という承認作業によって新規の通貨が発行されると同時に記録するブロックも生成されます。
発行枚数が多いことで、このブロックが生成される間隔が4分の1に短縮されて処理速度が大幅に向上しています。
また、ライトコインを開発した元Googleのエンジニアでもある「チャーリー・リー」は、「仮想通貨取引においてビットコインは金、ライトコインは銀という位置付けである」と述べています。
これは、ビットコインと比べてライトコインを日常的に使えるような通貨にするということです。
モノというのは、希少性が高いほどその価値は高くなります。
ビットコインよりも多い発行枚数上限を設けることで、ライトコインビットコインよりも手の届きやすい価格・手数料となり、より日常的に仮想通貨での取引ができるようになっています。

以上のことから、ライトコインビットコインにはない取引承認のスピーディーさや、手数料の安さといった特徴を持つ通貨として活躍するようになりました。
ビットコインを補完する事を目的として作られたているため、ビットコインや他の通貨を追い越して仮想通貨業界のトップに立つような通貨ではありませんが、その使いやすさから日常的に決済・送金手段として用いられる通貨となっています。
 
 

2.ライトコインの将来性とは?

ライトコインは現在仮想通貨時価総額18位の通貨です。(2021年12月15日現在)
日常的に使える通貨として活躍しているライトコインは、今後さらに伸びる可能性のある通貨です。
 

2-1.決済手段の通貨としての普及、新たな可能性

ライトコインは、現在様々な企業と提携を結び、決済手段として普及する取り組みを積極的に行なっています
PayPalでは、ライトコインを含む数銘柄の購入や売却、決済手段として使うことも可能になりました。
また、ライトコインリップル社の出資するプロジェクト「Flare Networks」に統合されることも発表されました。
これによって、イーサリアムにも実装されている「スマートコントラクト(自動契約処理機能)」を使用して、第3者を介さずともライトコインが使えるようになります。
このように、ライトコインは様々な企業と積極的に連携・統合しようとしており、今後もさらなるライトコインの普及が見込まれます。
 

2-2.ライトニングネットワークの実装

ライトコインは、今後「ライトニングネットワーク」を本格的に稼働させていくと見られています。
ライトニングネットワークは、メインで記録するブロックチェーンとは別に、「オフチェーン」というサブの保管場所を用います。
そして、少額の取引においてはこのオフチェーンで一時的に処理を行なって記録を保管し、一定時間経過するとオフチェーンで処理したデータの1部分だけをメインであるブロックチェーンに統合させるといった仕組みです。
これによって、処理速度が向上し、手数料もさらに安価なものにすることができます
ライトコインは、2018年にこのランニングネットワークの試験的な運用実験を成功させています。
ライトニングネットワークが本格的に稼働すれば、さらに承認スピードが向上&手数料が安くなり、より実用的な決済手段として使用されていくことが見込まれます。
 

2-3.ビットコインの価格変動に連動して値上がりする可能性

ライトコインビットコインを補完する存在として誕生したこともあり、ビットコインの価格に連動して価格が変動していく傾向があります。
ビットコインは2021年の11月に史上最高値の777万円を記録したこともあり、これからもまだまだ上昇していくことが見込まれます。
そのため、ライトコインもこれに連動して価格がさらに上昇していく可能性が十分にあります。今後伸びることを予想した上で今のうちから仕込んでおくのも◎です。
 
 
 
※本記事の情報、予想及び判断は仮想通貨などの投資活動を推奨し、勧誘するものではありません。
過去の実績や予想・意見は将来の結果を保証するものではありません。